イメージ・コンサルタントの荒木裕子です。

 

もうすぐ3月。就活解禁まであと数日となりましたね。

 

私は企業での新卒採用責任者を務め、

現在は大学で、留学生の就職準備講座を

受け持っていますので、

この時期、色々な思いがよぎります。 

 

さて、説明会や面接の度に

企業の方々に会う就活生さん達、

実は社員の方々のことをしっかりと見ているんですよ。

 

直接社員の方達と話をする機会は少なくても、

玄関や廊下、エレベーターの中、そして化粧室で

多くの方の服装や身だしなみを目にしますので、

そこから様々な思いを持ち帰っていき、

それが企業のイメージに繋がっていきます。 

office

 

そう考えると、直接採用にかかわっていなくても、

一人一人の社員が会社のイメージを作るうえで

影響を持つ存在だということがわかりますね。

 

ある大手企業の人事部の方は、

ライバル会社に内定者を取られてしまった理由が

社員の服装であったと話して下さいました。

 

内定辞退の理由を尋ねると、

「あちらの会社の方達の方が、恰好がいいんです。」

と言われてしまったとか。

 

「確かにあちらの方達は、皆さんパリッとしているんですよ。」

と苦笑されていました。 

 

接してくださった社員の方が

きちっとした服装で颯爽と現れると

就活生は「何年後かには、自分もこうなれる。」

と希望を抱くでしょう。 

 

でも、覇気がなく、

身だしなみにも気を配っていないような社員が

目の前に現れたら、

その企業で活躍する自分の姿を

想像することは難しいのです。

 

「一緒に働きたいかどうか。」の思いは

学生さんだって同じです。

 

面接官の方は、

服装や身だしなみには、

お客様と接する時のように

気を配りましょう。

 

カジュアル・ウェアで勤務されている方は、

「カジュアルだからこそ、きりっと着る」

ということを心がけましょう。

 

 

人の印象は服やメイクだけではなく、全身から!

笑顔も忘れずに!

 

 

就活生と企業の双方の方々が、

「良い時間を持った!」

と思える出会いが生まれるように

祈っております。