イメージ・コンサルタントの荒木裕子です。
3月になって多くの企業が会社説明会を行っていますね。
このブログをお読み頂いている方で
就活生と関わっていらっしゃる
企業の方もいらっしゃるでしょう。
就活生は、
マナーや身だしなみに関して
気を抜かないように頑張っていますが、
企業の担当者の方は
学生と接する際に、
どのような点に
気を付けていらっしゃるのでしょう。
実は、就活生でも企業人でも
ビジネスの場での服装の注意点に
大差はありません。
只一つ違うところは、
企業人はプロフェッショナルとしての
信頼感を与えられるような外見であるべき、
つまり、会社を代表しているという
意識をもって服装を整える
という点でしょうか。
企業の方が、
学生をよく観察しているように、
学生も企業の方々の外見を
かなり良く見ています。
ある大手企業の人事の方から、
同業他社に内定者の学生を
取られてしまった原因の一つが
服装だったというお話を伺いました。
辞退の理由を問いただしたところ、
「〇〇社の方々は、皆さん見た目が恰好が良いんですよ。」
とはっきり言われてしまったのだとか。
私は企業勤務時代に新卒採用責任者を経験し、
この5年間は某国立大学で
外国人留学生の就活準備指導をしております。
学生は、ぱりっとした外見の
いかにも仕事ができそうな社員の方に会えば、
「何年か後には自分もこのようになれるのだ。」
と将来像を描きます。
しかし、服装に無頓着な社員が学生に対応しても、
自分が入社してイキイキと活躍している姿を
思い浮かべることは難しいのです。
社員の服装が採用活動におけるリスクに
繋がることを真剣に考えている企業は
残念ながら、まだ少ないと言わざるを得ませんね。