季節が移り、東京では少しずつ紅葉が始まりました。

あなたのお住まいのあたりはいかがでしょうか。

 

今回は服装のことから離れて

日頃から感じていることを書いてみたいと思います。

 

この時期は食欲の秋でもあり、芸術の秋でもありますね。

ところで、あなたは日本の伝統的な文化を

一つでも外国の方に紹介できますか

 

「アニメの紹介はできるけれど、伝統文化と言われても。。。」

という方は、是非この機会にご自分で紹介できるものは何かと

この連休に考えてみるのは如何でしょう。

 

私は最も紹介しやすく、人を選ばず相手の方の心に残るものに

「お茶」があると思っています。

 

なぜならば、お茶室の中では職位も年齢も関係なく皆平等。

一服のお茶で、国籍や性別などすべてのものを超えて、

お互いに一つに繋がれるからです。

 

でも「興味はあってもお作法を知らないから。。」とか

「敷居が高い」、「正座が苦手」と敬遠してしまう方が多いのも事実でしょう。

 

ところが、そんな敷居をぐっと下げて、

誰もが気軽にお茶を楽しむことができる場所が10月に銀座に誕生しました

それが竹田理絵さんが代表を務める「茶禅」です。

 

先日お招き頂き、初めてお目にかかる方々とお茶を頂きました。

茶禅

 

 

 

 

 

 

都会の喧騒を忘れ、静かなお茶室での時間を共有することで

一期一会の繋がりを深く感じました。

なんと素敵なことでしょう!

 

茶禅では、お茶席で使うお抹茶を実際に臼で挽いてみたり、

ビデオでお茶の説明を受けてから

お茶室で先生が点てて下さったお茶と

自分で点てたお茶を飲み比べたり等

初めての方でもリラックスして楽しめる趣向が

考えられているそうです。

 

海外からビジネス・パートナーがいらした際には、

このようなおもてなしをして差し上げると

あなたの株もぐんと上がりますよ。

 

私達の多くは、ひたすら海外に目を向けていましたが、

今や自国の文化を正しく紹介できることは

できるビジネス・パーソンの条件ではないでしょうか。

 

かつては日本の財界人の多くの方がお茶を嗜んでいましたし、

最近では、あのスティーブ・ジョブズもお茶の魅力に魅かれていたそうです。

 

竹田理絵さんのご説明では、

お茶には全ての日本文化が含まれているそうです。

着物(服装)、襖や障子、畳等(建築)、お茶碗、棗等、お釜(焼き物、漆器、鋳物)、

掛け軸(美術)、お花(生け花)、お香(香道)等。

そう言われてみれば、全くその通りですね。

 

ビジネスで関わる方々と(日本人同士であっても)

一服のお茶を味わう時間を共有することは、

ビジネスだけの関係よりも、

「人と人」の繋がりを築けるのではと強く思います。