イメージ・コンサルタントの荒木裕子です。
あなたは気持を込めてお辞儀をしていますか。
お辞儀は日本人の所作の中でも
特に美しいものの一つだと常々感じています。
頭を下げる角度にも
気持の度合いが込められていますものね。
私はこの6年間、
大学で外国人留学生に対して
就職の指導もしておりますが、
授業では就職の面接で活かせるように、
何度も語先後礼(先言後礼)を練習します。
語先後礼とは
挨拶とお辞儀の
二つの動作を同時にするのではなく、
挨拶をしてからお辞儀をすること。
言葉と動作を別々に行います。
「ありがとうございます。」
「宜しくお願い致します。」
と言ってからお辞儀をしますと
その場の空気が引き締まるような
ワンランク上の挨拶を
された印象を受けます。
お辞儀のポイントは、
- まず背筋を伸ばす。
- 首を下げるのではなく、上半身を30度位傾けるつもりで。
- 頭を下げた時の目線は足元ではなく1~2m位先に。
- 頭を下げて一拍置き、ゆっくりと上半身を起こす。(ペコリと頭を下げない。)
- 手はの位置に注意 (男性はズボンの縫い目のあたり、女性は上半身を傾けて自然に下がってきた位置に。お腹のあたりに手を当てたお辞儀は不自然で、卑屈な感じを与えるのでやめましょう。)
語先後礼で挨拶をすると、
挨拶をする側もされる側も
とても清々しい気分になります。
挨拶をする側は、
お辞儀をする時に
自然に気持を込めることができますし、
される側は、
自分のことを大切に扱ってくれている
という思いを感じます。
語先後礼は、
就活中の学生さんは勿論、
ビジネスパーソンの方々にこそ
ここぞという場面で活かすためにも、
日ごろから実行して頂きたいマナーです
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