イメージ・コンサルタントの荒木裕子です。

 

GWは如何お過ごしでしたか。

楽しい時間ほどあっという間に過ぎてしまいますね。

 

さて、GWのちょっと前のことですが、

テレビで実に楽しい対談が放送されていました。

 

登場されたのは、

東京大学先端科学技術研究センター教授 福島智さんと 

生命科学者の柳澤桂子さんです。

 

ご存じの方も多いと思いますが、

福島さんは、9歳で視力を、18歳で聴力を失い、

全盲と全ろうを合わせ持つ方で、

障害者をめぐる問題を研究なさっています。

 

一方、柳澤さんは、31歳の時に発病。

何十年と難病と闘いながら、

生命科学について考え、書き続けていらっしゃる方。

多くの著書がありますので、

お読みになったかたも沢山いらっしゃるでしょう。

 

福島さんは、ビートたけしさんの番組にも出演するくらい

ユーモアのセンス抜群の方ですので、

ワクワクしてしながら見ていたのですが、

今回は全盲の福島さんから色や服装に関しての発言があり、

予期せぬ驚きがあったので皆さんにシェアしたいと思います。

 

対談の後半が始まる前に、福島さんはこうおっしゃいました。

「前半は僕がインタビューされる側、

つまり主役だったので、

明るい色が良いと思いピンクのシャツを着ました。

結果、桜餅みたいに見えたかも。

今回は、僕がインタビューする側なので、

云わば黒子として地味なグレーにしてみました。」

 

色の無い世界にいらっしゃる福島さんが、

しっかりと自分の立場、相手のことを考えて

服装選びをしていらっしゃる。

この配慮には感激しました。

 

以前のブログでも、服装にTPOが大切と

書きましたが、もう一つ大切なことがあります。

 

それは、、

「自分に期待されている役割に相応しい服装をする」

ということです。

 

たとえば、

新入社員ながら、全身ハイブランドのファッションで固めて反感を買ったり、

マネジャーに昇進しても、安っぽく見えるスーツを着続けて軽く扱われたり、

主役を引き立てる立場なのに、自分の方が目立ってしまうような服装をして呆れられたり等

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自分が求められている役割を理解せずに

常に着たいものを着ているだけでは、

ビジネスパーソンとしては失格です。

 

自分を相手に印象付けることは大切ですが、

その前に自分の役割に相応しい服装を心がける配慮を忘れないで下さい。

 

http://www4.nhk.or.jp/switch-int/x/2017-04-22/31/23494/2037146/