中国の習近平主席が昨日からイギリスを訪問されていますね。
今日は、チャールズ皇太子とのツーショットの写真で、
お二人のスーツ姿を見てみましょう。
チャールズ皇太子は、ダブルの背広(Double Breasted)がお好きなようで
お召しになっている写真をよく目にします。
この写真では、正にスーツが身体の一部といったような
自然な着こなしが素敵ですね。
綺麗なブルー色のネクタイと
共布と思われるポケットチーフが
統一感のある落着きを演出しています。
他の写真を色々と検索したところ、
ネクタイの結び目は小さいものがお好みのようです。
不思議なのは、ジャケットの袖口です。
本来、指一本分(約1.5cm)のシャツが覗いているべきところ、
この写真では袖口から5cmは出ているように見えます。
その理由が知りたいところですね。
さて、習近平主席ですが、
お背も高く、大変体格が良い方ですので、
本来はスーツ姿が大変立派に映るはずです。
しかし、この写真のジャケットは、
ボタンの位置が少々低いためでしょうか、
Vゾーンが長くなってしまい
きりっとした感じがありません。
そして、袖口からシャツが全く覗いていません。
この点でもきりっとした感じを与えないのが残念です。
スーツで重要なことは、全身を見たときに、
両腕の袖と後ろ襟の3点から1.5cmの幅のシャツが覗いていること。
そうすると全身の印象が引き締まります。
そして、ネクタイやポケットチーフなど
一つのアイテムが目立つのではなく、
全身に「統一感」のあるコーディネイトが
知性や信頼感を感じさせます。