アメリカ人のビジネス・エチケット・コンサルタントがLinkeInに投稿していた、
「ノースリーブを職場で着て良いか否か」をご紹介しています。
(原題は、“Bare arms in the workplace, yay or nay?“)
日本の職場でプロフェッショナルとして働いている女性の服装を考えた時に、
リゾート地で着るようなドレスを着て顔をしかめられることはあっても、
清楚な感じを与えるノースリーブのワンピースを着て、
「あなたの服装は露出過多!オフィスではNGです!」と言われることは
まず無いと思われます。
しかし、この投稿の背景には、我々日本人が単に
「ノースリーブ」と捉えるのとは少々違い、
「腕を全部見せることは露出過多」というイメージで捉えられており、
ここを理解しておかないといけません。
さて、この投稿へのコメント(すべて女性から)で、
もろ手を挙げて「職場でのノースリーブOK」
と言っている人はいませんでした。
反対に「ノースリーブはダメ」の理由としては、
- 肌の露出が多いほど、プロフェッショナルとみなされない。
- 男性が長袖のスーツを着ているのに、片や女性はノースリーブでサンダルというような楽な服装が許されるのは不公平。
- 男女の賃金において平等と公平を求めながら、一方で、職場の服装に関しては、「私達でルールを作るわ」では怒りを買うことになる。
男性との関係を比較対象としながらも、女性だけが涼しい恰好をしていては申し訳ないという「遠慮」から来ているコメントではないところが興味深いですね。
中には、「自分のデスクではOK。でも、ミーティングに出席したり、
プレゼンテーションをする時は必ずジャケット着用。」という意見もありました。
その他、注目したいものには以下のような意見が。
Professionalism, class, appropriatenessは時代を問わない(投稿者の「私の考えは古いのかしら?」の問いに対して)
最後に、寄せられたコメントの中で、心に留めておくべきものがありましたのでご紹介致します。
「プロフェッショナルたるもの、社内外において服装に注意を払い、
常に自分が与えるイメージに心を配るべきである。」