イメージ・コンサルタントの荒木裕子です。
秋篠宮眞子様がご婚約なさるとのニュースが流れて以来、
久々のご慶事とあって、
お相手である小室圭さんの話題が
メディアに登場しない日がないくらいですね。
先日も、スーツのボタンを
全て留めてお召しになっていらしたとかで、
「誰かスーツのマナーを教えてあげて!」などと
ネットが賑わっていたようです。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170520-00000002-jct-soci
皆さん、良く見ていらっしゃいますねぇ。
このFBページでもブログでも繰り返してご説明していますが、
男性のスーツには着こなしのルールがあります。
ボタンに関して言えば、
スーツのボタンは必ず留めなければなりません。
留めなくてよいのは、座った時だけです。
二つボタンのスーツは上のボタンを留め、
三つボタンの場合は、真ん中のボタンを留めます(「なか一つ掛け」)。
上着のフロントボタンは、元々二つの効果をそなえています。
一つは、装飾として、
もう一つは、留めることによりウエスト周りをすっきりさせ、
脚を長く見せるということです。
どんな形のスーツにせよ、
ウエストラインに近い位置にボタンがついているのはそのためです。
服装評論家の故落合正勝氏の言葉を借りれば、
「三つボタンのスーツはなか一つ掛け、
二つボタンのスーツは上のボタンを留めることにより、
最も美しいプロポーションを形成する。」
ということになります。
男性のスーツの着こなしのルールに関しては、
「知っているか、知らないか」が
大きな分かれ目となります。
知らなかったことで、恥をかいたり、
相手の方の気分を害したりすることがありますので、
基本をきちんと身に着けたいですね。
とは言っても、きちんと教えてもらった方は少ないはず。
ですので、企業の方々には、
「一人一人の社員の見た目が会社のイメージを左右する」
ということをしっかりと認識し、
新入社員研修や管理者研修で、
正しい服装知識を教えることに
力を注いで頂きたいと切に思います。